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読書メモ

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海賊王と開かずの《門》

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海賊王と開かずの《門》

茅田砂胡 著 中央公論新社 C. NOVELS FANTASIA  2016.10.17.読了 ★★★★

編み物をしていたので、一週間ほど全然本を読んでいなかった。世間には、編み物は好きだけれど、他のことが全然できなくなるのでやらない、という人が結構いるみたいだ。まあ、運動しながら編み物は無理だ。掃除や料理をしながら、も難しいな。ただ、歌いながら、というのはありだ。傍から見ると不気味だけれど。音楽やラジオを聴きながら、もあり。テレビを見ながら、もなんとか可能かな。 でも、読書をしながら、は無理。少なくとも私は。そんなことをしたら、あっという間に頭の中も手元の糸もこんぐらかってしまう。その昔橋本治氏は、読書しながら超絶技巧のセーターを編んでいたそうだけれど、やっぱり天才は天才なんだな、と思うばかり。絶対真似できません。

で、カーディガンを編み終わったので、久し振りに本屋へ行ったら茅田砂胡の新刊が出ていたので、さっそく買って読んだ。「怪物夫婦」シリーズ。なんというか、安定のクオリティ。怪物夫婦のスペックが高すぎて、向かうところ敵なしで、サスペンスとかドラマの盛り上がりとかには欠けるんだけれど、なんというか、この世界に慣れてしまうととても居心地が良い。水戸黄門みたいなものか。私みたいに、小説の内容に精神状態が影響されすぎる人にとっては一番手に取りやすい小説です。
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