日向 夏 著 一迅社文庫アイリス 2016.9.21読了 ★★★
またまたまた少女小説。日向夏(すっぱそうなペンネーム)は「薬屋のひとりごと」で人気の作家でweb出身。「薬屋のひとりごと」はかなり好きで、続巻待ってます。というか、この作品はまずwebで発表したものを改稿して出版するので、まずはwebの続きを待ってます。
「路地裏の精霊姫」は、星4つにしようかと迷ったのだけれど、誤字脱字、というより文法の乱れが、クライマックスにさしかかるに従って酷くなり、気が削がれたので、マイナス1で星3つ。こういう、常識的な部分はちゃんと直してほしい。ヒーロー文庫の「薬屋」の方は、気にならないので、しっかり校正しているんだろう。
内容。竜や精霊が登場するファンタジー。何気ない日常から始まって、話が進むにつれて主人公の秘密やヒーローの正体が明らかに。終盤には一気に緊張感を増し、引き込まれた。さすが。続きが読みたいところだけれど、2014年12月に出版され、今続巻が出てないということは、これで終わりなんだろうな。残念。
それにしてもこの本を読んでる間、ずっと何か食べたくて仕方がなかった。食べ物の描写が多い、というより、ヒーローが腹の虫を鳴らしっぱなしだったので、影響されたんだろう。ああお腹空いた。