瑞山いつき 著 一迅社文庫アイリス 2016.10.4.読了 ★★★
ヴィクトリア朝の大英帝国っぽいどこかの国の話。本当に、ヴィクトリア朝、流行ってるなあ。
そしてやっぱり使用人(メイド)目線の話。みんな大好きメイドさん。
ある貴族が孤児を拾っては諜報員としての教育を受けさせ、優秀な人材は自分の屋敷の使用人として採用する。よってこの屋敷の使用人は全員が優秀なエージェント。時々他家へ貸し出されて事件を解決してきたりもする。
主人公の女の子は見習いを卒業したばかり。諜報員としての初仕事で派遣された屋敷で暗殺者を撃退したところ、その暗殺者に気に入られ、付きまとわれることに・・・というお話。主人公がとても優秀なので、いろいろと話が早くて良い。一癖も二癖もある登場人物たちのやりとりが楽しい。最後、いきなり劇中劇になった部分は浮いていた感がなくもないけれど、悪くない。続きがでたらまた読もうかな。