かいとーこ　著　一迅社文庫アイリス　2016.12.20.読了　★★★

かいとーこ氏の「詐騎士」は夢中で読んだ。一筋縄ではいかないヒロイン、傀儡術という超能力の使い方。12歳の少女が16歳の少年の振りをして騎士として生活するという、無茶なミッションをらくらくこなしてしまう優秀さ。終盤、黒幕の正体が「コムスメ」達だったあたりで少々拍子抜けしたけれど、それでも面白かった。

「聖獣様～～」はシリーズ2冊目。聖獣様の幼な妻で最強の聖女が怖がりながらも悪魔を浄化してまわる話。非常に安定した内容で、心の弱い私が読むのにはうってつけだけれど、やっぱり「詐騎士」に比べるとインパクトに欠けるかな。