東川篤哉　著　創元推理文庫　2018年1月読了　★★★★

名前の通り、館もののミステリー。全編ユーモアに満ちており、うまく乗っていければかなり楽しめるんだろうけれど、私は今一つノリについていけなかった。残念。
事件の謎についてはそうきたか！という感じ。真面目に考えればある程度までは解けそうだけれど、しかし、最大のオチについては無理だろう。あまりにも突飛、というか、馬鹿馬鹿しすぎて（笑）
メインの謎は素晴らしいんだけれど、状況的に実現困難な部分があったのが、マイナスかな。少し偶然に頼りすぎ。
あとがきに、続編があるようなことが書いてあったので読もうと思ったけれど、調べたら出ていないようだ。ちょっと残念。続編が途中の段階で、「謎解きはディナーの後で」が売れちゃったので、それどころじゃなくなっちゃった、とかかなあ。